雑感

初めてオーダーメイドというものに手を出してみる。
……いや、ほら、もうすぐ誕生日なんで
たまには贅沢を……と思ったんです。ええ。
まあ、帽子なんでそんなに高級品ではないのですが。

本日の出来事

そんなこんなで帽子屋を出てみると
何故か自転車に乗り、ヘルメットを被った
謎の外国人二人組みに声をかけられる。
道を聞きたいのかな、英語喋れないから困ったな
と考えていると、どうやら相手は日本語がペラペラらしい。
そんで、一言、
「人間の幸福について興味はありませんか?」
…………そうきたか。
これも何かの機会かも知れない。うん、丁度いい
神の不在証明についてのくだりを小1時間程喋り立てて
てんやわんやさせてくれるわッ! ケーッケッケ!
なんて、そんな面倒な事はしたくはありませんが。
とりあえず、笑顔は崩さず自分が無神論者である胸を伝えると
外国人二名はニコニコとしたまま自転車を駆り、風のように去っていきましたとさ。
貰ったパンフレットによると、モルモン教というらしい。
多分、キリスト教系列の宗教なんだろうけど、色々と種類があるなぁ。
しかし、一つだけ疑問が残っている。
……何でサイクリングの帰りっぽい恰好で勧誘してたんだろう?
そういう戒律でもあるのだろうか……斬新だ。

漫画のお話

最強伝説黒沢 10巻・11巻

2巻同時発売で完結。
前情報を全然仕入れてなかったので、驚いた。
実際に読んでみて更に驚いた。これで終り?
調べてみると、打ち切りだったらしい事を知る。
最終話で残った伏線を意地でも回収している姿に
何だか悲しい気分になってしまった。
しかし、この最強伝説黒沢
「感動などないっ……!」という言葉から始まり
ギャグの影に隠れて、非常に説教臭い一冊だ。
元々、私は福本節の説教が好きな方で
天などのラストシーンではぐっ、と来るものがあったのだが
この黒沢には首を捻る部分が多々ある。(勿論頷ける部分もあるのだが)
それは、この作品の中に前向きな諦めがあるからのように思う。
ラストシーンの、何も掴めなかったけど一矢報えたからそれで良し、という言葉が
その最もたるところだったのかなぁ、と。
黒沢という人間の放つ哀愁はとても理解できるし
自分もそうなる可能性があると考えると、非常に共感できる。
現に、最初の巻の方ではかなり心を抉られてしまったものだ。
しかし、このラストシーンはそれに対する慰めになっているような気がする。
つまり、割り切って諦めて、慰めるには私はまだちょっと若すぎる。
ここで終わらなければ、ラストシーンは変わっているのかもしれない。
そう考えると、やっぱり非常に残念だ。
連載していた福本伸行作品では一番期待していたから
本当に残念だ。面白いと思ったんだけどなぁ……。
ところで、今回、福本作品では珍しい
「読者に委ねるラストシーン」だったのだけれども。
そうする意味はあったのだろうか。
あんな偉そうな事を言っておきながら
のっそりと起き上がって良かったね、というそんなギャグテイストでも
良かったのではないかなぁ……と思う。
いや、そう思いたいというのが本当の所かも知れないが。
「あったけぇ。最後の最後にあったけぇ……」

最強伝説黒沢 10 (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢 10 (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢 11 (ビッグコミックス)

最強伝説黒沢 11 (ビッグコミックス)

鋼の錬金術師 15巻

全編イシュヴァールの回想な巻。
色々伏線が回収されるのかと思っていたら
実はあんまり回収されてないなー……。
一番驚いたのは、妙にグラン准将が良い人だったということだ。
しかし、今回漸く始動したキンブリーは中々良いキャラだ。
やることなすこと、実に楽しそうに、まあ。
もう少し、劇的に動きが欲しい所だなぁ。次回以降に期待か。
……って、またキャラ増えるのかよッ!
最近、通信士のケイン曹長がプライドに見えてきた。

鋼の錬金術師(15) (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師(15) (ガンガンコミックス)