断り書き

何か変な事を思いついたので
それをそのまま物語にしてみよう!
な場所を設けてみる。ぶっちゃけ走り書きオンリーというか
10分以内につくられた文なので
非常に読み辛く、意味不明なものとなっておりますので
見る際は色々と心の準備をしてくだしあませ。

タイトル「相手が有意義ならええんでない?」

本日、今、この時である。
私の目の前には、所謂「死神」と呼ばれる者が居る。
正確に言うのであれば、己を死神と名乗る男が居る。
彼が言うには、私はどうやら彼の弟子であるという事らしい。
成程。ならば私は彼の弟子なのかも知れない。つまりは「死神の弟子」である。
それが全てという事を、理解して頂きたい。
「やあ、我が弟子よ。本日も良い天気だね」
私を弟子と呼ぶ男――つまりは、私の師ということになるのだが――が声を掛ける。
『ええ、そうですね』
私はそれ以外に答えようがない。雨以外の天気など気にしない。
雨が降る日以外、私にはすることがないからだ。
「時に、我が弟子よ。私達死神が届けるモノを知っているかな?」
唐突に私の師が言葉を切り出してきた。唐突過ぎる行動には驚かされるばかりである。
『いいえ、とんと存じませぬ』
やはり、私はこう答えるしかない。思いの外無知だと言う事を痛感するばかりである。
「私達は生命(いのち)にオチを届けているのだ」
……オチ。全く理解の出来ない言葉だ。
「万象必滅。それこそがこの世の理。だが、どうせ滅びるのならば……美しく、華々しくッ!
 我等が死を運ぶという事は、人生という名の物語にオチをつけると言う事なのだ」
コトワリだのホロビだの。そんな難しい言葉は私には理解できない。
いや、そもそもそれどころではないのだが。
『それは中々に難解なお話で。……して、我々は何を行えば宜しいのでしょう?』
なんとも愚かな質問をしてしまったのだろうか。話を聞いていなかったと言っているようなものだ。
それもこれも、塀の奥から流れてくる香ばしい匂いが悪いのだが。
「ふむ……」
いけない、私の師が言葉を模索する仕草だ。
私の師は何時も何かを考える時、己の額を指で何度かコツコツと叩く。
この私が別の事に気を取られているのを、不愉快に思ってしまったのだろうか?
どれ程の時が経ったのか。
あるいは、然程時が流れてはないのかも知れない。
私の感覚にある時計では、尾を数回振るほどの時間が流れていたようだが、
私の師の中では幾星霜の時が流れているのかも知れない。
何分、私と私の師では明らかに感覚の違う存在である。
己を死神と称する者の感覚など理解できるはずもない。
「そう、オチをつけるには……やはりタライがいい」
タ、ラ、イ。私の脳裏に浮かぶモノは、ほんのりと森の樹が香る桶だった。
その桶からは、白く、いかにも甘そうな液体がチャプチャプと溢れ、零れ落ちている。
私はそれを想像すると、思わず身震いをしてしまった。恥ずかしい話である。
「タライとは素晴らしいモノなのだよ、我が弟子よ。
 古来よりあれが一つ落ちれば、言葉通りのオチとなる。
 一度頭の上に落ちれば、鈍い鐘の音のような……終焉を形容する旋律が胸に満ちる!
 樹のタライでは駄目だ、音が悪い。やはり鉄製の……装飾のないシンプルなモノが良い!
 一斗缶などという亜種も存在するが、あれは駄目だ。品が無い。何より痛いッ!
 タライが落ちてば、辺りが笑いが支配する! 笑いに包まれ幕が引くッ!
 洒落にならないオチなど不要。我等が届けるものは笑いに包まれたオチであるッ!
 その良さが解るかね、我が弟子よ。つまり――我々が届けるものは、タライなのだ。
 痛くて悲しいオチなどいらないッ! そんな笑える死の様式美が必要なのだッ!」
………………。
私の師は相当興奮しているのか、目を輝かせ息を切らしている。
それは私が何かを威嚇している時のようで、何故だか親近感が沸いて来る。
……話の意味は全く理解できないが、成程。彼がそういうのならそうなのだろう。
きっとこの私の目の前にいる死神は、よほど賢い存在なのだろう。
モノを知らぬ私に、様々な知識を教えられるのだから。
『……なるほど。為になりました』
私は敬意を以て師にそう告げる。非常に有意義な時間だったと。
ふと、道の奥に目をやってみる。そこには師と同じ姿をした存在がいた。
――その存在はこちらを見て、首を傾げながら歩き去ってしまったが――
何がおかしかったのだろうか。私には理解ができない。
目の前にいる、私の師――彼が言うには「死神」ということだったが――は再び私に話しかけてくる。
ふと思う。私にとっては非常に有意義な時間ではあるが、
彼にとっては酷く無駄な時間を過ごしているのではないか?
そんな事を考えたが、私にとってはどうでも良い事だった。
私が気になる事は、己の毛。その整い具合。
それと、未だに私の鼻をつく、このたまらぬ香ばしい匂い。
そして路地の片隅で見上げる空。
明日の天気だけだった――。
それが全てという事を、ご理解いただけただろうか?

解説的なもの

私、とある公園に野良猫を飼っていまして
時たま癒しが欲しくなるとカマボコでも持って
公園に足を運ぶ事があります。
で、同じような人が何人か存在するようで
良く野良の世話をしているお婆ちゃんが居るわけです。
で、そのお婆ちゃんがまた野良猫に良く喋りかけるんですよ。
で、そんなお婆ちゃんを見ててふと思うこと。
動物に話しかける人ってよく見かけるけど
それってとっても無駄な事してるんじゃないか!?
だって、動物って言葉理解できないんじゃ!?
(ズガビーーーン)、となりまして。
こんな駄文を書き綴る事を決意したわけです。
我ながら不思議ちゃんさを全開にしておりますな!
そんなテーマ+昔使おうと思って没ったテーマ込みで。
所要時間、15分ほど。